TBSのドラマ、半沢直樹が人気ですね。

私はというと、実は最近まで見ていませんでした。

というのは、前作の印象が強烈で、こういったドラマや映画は2作目になるとがっかりさせられることが多いからです。

なので、今回は見るつもりはなかったのですが、子供達がよく話題にするのと、たまたま他に見たい番組がなかったのでチャンネルをつけて見ていたら、・・・ハマりました。

前作より面白くなっています。こういったドラマは珍しいです。

中でも4話目の20分頃から始まる、半沢が森山に仕事に対する心構えを語るシーンに衝撃を受けました。

########一部簡単に略して抜粋します########

半沢「戦う時で一番厄介なのは敵が自分自身の時だ。しかし信念さえ持っていれば問題ない。それは組織や世の中はこういうものだという強い思いだ。」

森山「具体的に聞かせていただけませんか?」

半沢「いいだろう、それは3つある。

・正しいと思うことを正しいと言えること。

・組織の常識と世間の常識が一致していること。

・ひたむきで誠実に働いたものがきちんと評価されること。」

森山「当たり前のように聞こえますが、奥が深いですね。」

半沢「当たり前だよ。その当たり前が今の組織はできていない。だから誰かが戦うんだ。」

森山「原因はなんなのでしょうか?」

半沢「自分のためだけに仕事をしているからだ。仕事は客のためにするものだ。ひいては世の中のためにする。その大原則を忘れた時、人は自分のためだけに仕事をするようになる。自分のためにした仕事は、内向きで、卑屈で、醜くゆがんでくる。伊佐山や三笠や大和田みたいな連中が増えれば当然組織は腐ってくる。組織が腐れば世の中も腐る。お前はこれから世の中でいろんな相手と戦うことになるだろう。だがな、最初の敵はいつも自分自身だ。勝敗は時の運だが、決して自分の構えを崩すな。いつまでも鋭い太刀筋の森山でいてくれ。これは俺の願いだよ。」

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このシーンを見たとき、半沢の言葉はそのまま自分に突き刺さりました。

私もいつの間にか自分ためだけに仕事をするようになっていたからです。

大学を卒業して入社したばかりの頃は、間違いなく会社のため、世の中のために頑張ろうと思っていました。

それが10年、20年とサラリーマンを続けていくうちに、気がつけばいつの間にか自分のために仕事をするようになっていました。

サラリーマン時代、自分を苦しめていたのは、他ならぬ自分自身だったことを今になって気付かされました。

   

今度の日曜日が最終回ですね。楽しみです。

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